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認知症とは何か

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認知症とは何か

 「認知症に備える」特集をKINZAIで特集されていましたので、今回から数回にわたり、ご紹介させていただきます。

 

1.はじめに

 

 人生100年時代を迎えて、認知症はがんと並んでありふれた病気になってきました。認知症は年齢とともに有病率が上昇し、75歳から79歳では1割程度ですが、85歳から89歳では4割まで上昇します。

 

 認知症にかかると生活の上でさまざまなことに支障が出ますが、とりわけ財産管理に与える影響は大きいものがあります。

 

2.認知症の種類と症状

 

 認知症は、脳の機能を低下させる病気により生じます。認知機能が低下し、それによって生活に支障が出てきた時点で認知症と診断されます。原因となる疾患は70種類以上あるとされていますが、頻度が高い疾患としては、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭葉変性症の4つがあり、これらは4大認知症と呼ばれています。このうち、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症と前頭側頭葉変性症は神経性疾患と呼ばれ、年単位で徐々に神経細胞に変性がみられる病気です。血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの血管系の障害によって脳機能が障害されて起きる認知症です。アルツハイマー型認知症が全体の5割以上を占めています。一般に、神経変性疾患は進行が遅く、認知機能の障害とそれに伴う理解力や判断力の低下は年単位でゆっくりと進みます。病気の種類によって障害を受ける脳の場所が違うので、認知機能障害の内容も変わってきます。例えば、アルツハイマー型認知症では、記憶に関係する海馬の領域が障害されるため記憶障害が主な症状となりますが、前頭側頭葉変性症では、計画や言語に関わる前頭側頭葉が主に障害されるので、記憶には問題がないものの、計画性がなく場当たり的な行動がみられたり、言葉によるコミュニケーションが難しくなったりします。

 

 認知症の症状は、中核症状と呼ばれる認知機能障害による症状と、周辺症状、あるいは認知症に伴う行動心理症状と呼ばれる精神上場に分けることができます。中核症状の主なものとしては記憶障害があります。アルツハイマー型認知症では、近時記憶といって数分から数時間にわたって保持される記憶が障害されます。このため、生まれ育った場所や通っていた小学校など遠い昔の記憶は保たれますが、昨日何をしたかなど最近の出来事が思い出せないといった現象が起きてきます。他に重要な中核症状として、注意障害と実行機能障害があります。注意障害があると、さまざまな刺激の中から相手の話を聞き取ったり、持続的に話を聞いたりすることが難しくなります。このため、認知症の人とコミュニケーションをとる際には、他からの刺激が入らない静かな環境を用意する必要があります。実行機能障害とは、ATM操作のような複数の手順が必要な作業ができなくなることを意味しています。周辺症状は、意欲がなくなって引きこもりがちになったり、興奮しやすくなったりとさまざまな症状がみられます。認知症というと中核症状だけが注目されがちですが、実は周辺症状が認知症の人の生活に大きな影響を与えています。周辺症状が出現する原因はさまざまですが、体調が悪かったり、痛みを感じていたりすることが原因の場合もあり注意が必要です。また、周囲の人の対応によっても変わってくる症状もあり、ご本人が安心していられる環境を提供することも重要です。

 

 認知症の症状のうち、診断や支援の受け入れを難しくするものの一つに病識の低下があります。これは、自己の能力低下を認識できなくなるという症状で、アルツハイマー型認知症や前頭側頭葉変性症でみられます。このため、周囲に支援を自ら求めることができなくなって受診が遅れたり、支援を拒否して孤立したりする結果となります。

 

3.診断と治療

 

 認知症の診断には、問診、認知機能検査、脳画像検査、血液検査などが用いられます。特殊な検査として髄液検査が追加されることもあります。脳画像検査では、脳梗塞や脳出血、脳萎縮の有無などを確認することができます。血液検査では、甲状腺機能低下症やビタミン欠乏など、認知機能低下を起こす病気がないかを確認します。認知機能検査は、前述の中核症状の有無を確認するもので、記憶力や注意力などさまざまな認知機能を評価できるように構成されています。一見認知症のように見える症状として、うつとせん妄が挙げられます。うつ状態の場合、物忘れを過度に心配したり、何もできなくなったと訴えることがあります。また、うつにより一時的に注意力が低下して、認知機能検査の成績が悪くなることがありますので、診断にあたってはうつが隠れていないかに気を付けます。せん妄は、意識レベルが低下して、興奮や幻覚などが出てくる病態です。高齢者が身体の病気で入院すると、認知症がなかったとしても昼夜逆転を起こしてしばしばこの状態に陥ります。身体状態が改善し、退院してしばらくすると回復してきますので、せん妄が重なっている可能性がある時は、回復を待ってからもう一度評価する必要があります。

 

 治療は病気の種類によって異なります。アルツハイマー型認知症は、進行を遅らせる薬剤はあるものの、進行を止めたり、回復させたりすることができる薬剤はまだ開発されていません。血管性認知症であれば、脳梗塞や脳出血の再発を防止する治療が重要になります。甲状腺機能低下症などの内科的な病気が原因の場合はその治療により認知機能の低下も改善する場合があります。

 

4.認知症が判断能力に与える影響

 

 認知症の発症により、通帳を繰り返し紛失したり、ATMが利用できなくなったりといった日常の金銭管理上の支障が出てくる他に、必要な判断能力が低下して、有効な契約を結ぶことができなくなるという問題が出てきます。契約に必要な判断能力は、認知機能低下の度合いや精神症状の影響を受けます。また、契約内容の複雑さや、生活に与える影響、リスクによっても必要とされる判断能力は変わってきます。

 

 認知症による判断能力の低下に伴い、遺言のための能力にも影響が出ます。実際、遺言書作成時に既に認知症を発症していたとして死後に相続権者が遺言無効確認を求める訴訟が増えています。認知症になると遺言ができなくなるわけではなく、契約に関する判断能力と同様に、内容の複雑さや影響の大きさによって必要をされる能力は異なります。これまでに作成していた遺言について一部のみ変更する場合やほぼ法定相続割合に近い相続に関する遺言であれば、低い能力でも可能ですが、一部の親族が通常であれば受け取るとこができる相続財産を受け取れなくなる場合や、複雑な資産構成の場合などは高い能力が必要になります。認知症だからといって直ちに遺言ができないというわけではなく、能力に応じて可能な遺言内容を工夫することが必要です。一方で、認知症に罹患することで推定相続人からの不当な影響も受けやすくなるという問題もあり、作成に携わる専門家の知識や能力の向上が求められます。

 

 

 今回は、認知症とは何かという内容をお伝えしましたが、あくまでも参考にしていただき、詳しくはお医者さまや専門の方にご相談ください。

 不動産に関しますことは、弊社になんなりとお訊ねいただければと思います。

 

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