長期投資をどう考えるか
投資初心者にもなっていない私が、またKINZAIの記事で興味深い内容のものがありましたので、一部を抜粋してご紹介させていただきたいと思います。
長期投資とは「保有した銘柄をいつまでも持ち続ける」という意味ではないはずです。確かに、「優良銘柄を選んで」という言葉は重要な意味を持つでしょう。
でも、皆さんは30~40年と保有できる「優良銘柄」を選ぶ力はありますか。例えば、ニューヨーク・ダウ工業株30種平均の採用銘柄はこの40年ほどで大きく変わっています。同指数が初めて1000ドルを上回ったのが1981年の秋です。対数チャートで見ると、ここからほぼ一直線の右肩上がりを演じた40年弱ですが、その間に採用銘柄として今も残っているのは、IBM、メルク、スリーエム、P&G、ユナイテッド・テクノロジーズ、エクソン・モービルの6銘柄だけです。5分の4が入れ替わっているわけで、紙くずになったわけではありませんが、長期投資に耐え得る銘柄を探すのは、簡単ではありません。振り返って指摘できても、事前にはなかなかできないものです。だからこそファンドマネージャーとかアナリストといった職業があるわけです。
もちろん、長期投資は意味がないというわけではありません。私は長期投資とは、単に保有銘柄を持ち続けるものではないと思っています。ダメだと思ったら思い切って入れ替えてもいいはずです。
それよりも、「投資を継続する」という意味で長期投資を考えています。1つの銘柄にこだわるのではなく、保有銘柄を入れ替えても「市場に居続ける」というのが本当の長期投資の意味ではないでしょうか。
ただ、投資信託でもファンドマネージャーを売りにするのはちょっと気になります。そのファンドマネージャーの力に依存しているのは、見方を変えると、そのファンドマネージャーが辞めた場合には、それまで頼りにしてきた運用手法が変わってしまいかねません。本来的には一つの株式に固執しないのと同様に一人のファンドマネージャーの力量に依存せず、チームで運用し、その哲学や運用プロセスに依存する投資信託の方が、長期投資に向いているはずです。
長期投資が意味を成すためには「個」に依存しないという考え方が求められているように思います。
なるほどです。投資は奥が深そうです。
勉強をしようと思いつつ、まだ、勉強も始められておらず。いきなり投資を始めるのは心配なので、投資の世界になかなか足を踏み出せないでいます。
最近は、本屋さんの投資などの資産運用コーナーには、だいたい先客がおり、このコロナ渦で、関心が高まっているのは耳にするのですが。
皆さんは、既に始めていますか?
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